|
|
ForeLine Molecular Traps |
人工ゼオライトを吸着媒体として使用するモレキュラートラップは油回転ポンプからのオイルバックストリームに拠る被排気系の汚染を防ぐ目的に使用されます。
このデバイスは排気系配管(ForeLine)上に設置することで、油回転ポンプの作動油等、炭化系物質の被排気系への逆拡散を捕捉吸着し、汚染を防ぐ効果が期待されます・
本製品にはトラップ本体と充填材(1チャージ分)、カートリッジヒーターが含まれております。
ForeLine上に装着されたトラップは内部に充填されたゼオライトを活性化させて使用します。
付属のカートリッジヒーターは充填材の初期化と再生(regeneration)を行う際に使用されます。
本製品のトラップ原理は多孔質の充填材による吸着捕捉です。充填材をトラップに充填後、バックポンプで粗引きを行いながら吸着剤の加熱脱ガス操作を行うことで初期の活性化状態を得ます。その際、放出ガスが被排気系に逆流して汚染を生じない様バルブで仕切ります。(図1参照)
トラップ効果の低下時には同様の操作を繰返すことで再活性化可能ですが、再活性化機能が低下した場合には充填材の交換を行います。充填材の交換はトラップ本体のチャージポートから行います。 |
|
|
|
|
|
製品仕様 |
トラップ本体材質 |
SUS304 |
取付方向 |
自在 |
カートリッジヒーター |
115VAC/75W |
ヒーター通電時の加熱操作温度は約200-250℃です。
ヒーターは通電後、加熱操作温度を自己維持します。
ご使用後は必ず電源から外してください。 |
*本製品を本来の用途以外に応用しないでください。
*反応プロセスやその他凝縮性のガスを併用されるプロセス、真空蒸留/分留等、トラップ内に補足吸着された物質が化学反応を生じる可能性や、トラップの加熱脱ガス操作によって危険が生じる可能性が懸念される場合は直ちに使用を中止してください。
*ヒーターの加熱により火災の発生する可能性があります。本製品を設置、使用される際には周囲の状態を事前に確認の上、充分な周知を与えて安全にご利用ください。
*ヒーター通電時(加熱操作)の無人運転は避けてください。
*充填材の交換サイクルについてはお客様の判断で行ってください。充填材を交換廃棄される場合、所轄の安全管理基準やリサイクル法に応じた適切な処置をお願い申し上げます。 |
|
|
充填材(ゼオライト)をトラップ内に充填後、充分な脱ガスを行う必要があります。
付属のカートリッジヒーターを使用して脱ガスを行います。ヒーターにより加熱脱ガスを行う為、被排気系とトラップの間にバルブが必要です。
また、吸着剤の再生(regeneration)を行う際にもバルブは必要です。
充填後の初期操作、再生の際の脱ガス操作時間は凡そ4-10時間を要します。 |
|
ORDER INFORMATION'S |
本体寸法 |
フランジ |
H1 |
H2 |
H3 |
L |
NW25 |
165㎜ |
135㎜ |
90㎜ |
88㎜ |
NW40 |
195㎜ |
165㎜ |
115㎜ |
91㎜ |
NW50 |
230㎜ |
200㎜ |
145㎜ |
97㎜ |
|
|
モレキュラー容量 |
適合ポンプ |
自 重 |
型 式 |
275g |
2-10m3/h |
1.4Kg |
FTML-25 |
375g |
12-35m3/h |
1.75Kg |
FTML-40 |
400g |
40-60m3/h |
2.0Kg |
FTML-50 |
|
|
|